私は、関西出身で、もんじゃの存在を初めて知ったのは、テレビのドラマの中でした。鉄板でぐちゃぐちゃに水っぽい生地を焼いて食べている、役者さんの姿をブラン管を通して拝見しました。高校三年生の時です。本当に生まれて18年間、もんじゃの存在を知らなかったのです。言葉すら知らなかったのです。当時は、インターネットも今程普及しておらず、検索することもできませんでしたが、関東地方の食べもだという事は、何となく分かりました。
この食べ物、本当に美味しいのだろうかという興味は残り続けましたが、もんじゃを初めて口にする事が出来たのは、社会人になってからでした。仕事が大阪から東京に転勤になり、当時、本当にお世話になった先輩が食事に誘ってくれた事がきっかけでした。何を食べたいと先輩からきかれ、鉄板焼きが食べたいと思い、それを伝えると先輩からもんじゃを食べに連れて行ってくれたのです。初めてもんじゃを食べた感想は、一言で言うと香ばしいといったところでしょうか。とにかく美味しかったです。
東京で約5年仕事をさせてもらいましたが、もんじゃを食べる機会は何回かありました。お腹は膨らまないですが、あの独特な焦げめと味は忘れることは出来ません。船上で食べたもんじゃは本当に美味しかったです。大阪に戻ってきて3年が経ちますが、もんじゃを食べた事は1回もありません。やはり、大阪ではお好み焼きが一般的で、もんじゃを食べる習慣そのものが無いのかも知れません。でも、もう一度、ビールを飲みながら、もんじゃを食べてみたいです。青春の一品でした。